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2018年6月の記事一覧

6月16日(土)オープンCAE勉強会@富山(第64回)について

オープンCAE勉強会@富山(第64回)開催のお知らせです。
6月16日(土)に,大学コンソーシアム富山「駅前キャンパス」 研修室2(富山市新富町1-2-3 CiCビル5階)にて開催いたします。会場が通常とは異なりますのでご注意下さい。

<講習会について:予定>
タイトル: モデルベースデザイン入門:「1DCAE概念に基づく熱流体問題へのOpenModelica解析の導入」(講師 福江高志氏)
内容:

 オープンソースのModelicaソフトウェアOpenModelicaの入門講習です。 OpenModelica公式サイト

1D-CAEやモデルベースデザインによる上流設計ツールとして,Modelicaが着目されています.オープンソースのModelicaシミュレーションツールとしてOpenModelicaがあり,手軽に1D-CAE解析ができるようになりました.一方,1D-CAEを正しく運用するためには,設計者自身が計算する対象の物理現象を適切に理解し,正しく機能モデルに落とし込むことが必須です.設計者が責任をもって製品の性能を司る物理現象を理解し,ただしく1D-CAEツールの中で再現することが,1D-CAEを使うために必須のステップです.

そこで今回は,1DCAE概念:「物事の本質を的確に捉え,見通しの良い形式でシンプルに表現する」(大富, 日本機械学会誌, 120-1188 (2017), 10-15)に基づく上流設計を実現する中でOpenModelicaを運用するためのプロセスを,熱流体問題を事例に追いたいと思います.すなわち,① 解析対象で発生する現象の切り分け,② 機能モデルの構築,③ OpenModelica 内での1D-CAE解析モデルの構築と解析,④ 結果の確認 までの流れを体験します. OpenModelicaの操作法および,対象とする現象のMOR (Model-Order Reduction) とModelicaモデルの関係について解説します.


講習マシンについて:

 ハンズオン講習をご希望の方は,講習環境を用意したノートPCをご持参ください。必要な環境は, OpenModelica 1.12.0 以降 です。OpenModelicaは,Windows版,Mac版,Linux版が公式サイトで提供されています。

 上記の環境構築ができない場合に備えて,OpenModelica最新版 をインストールした仮想マシンアプライアンスを作成しました。Virtualboxなどの仮想環境が使用できるかたは,下記からファイルを取得し,仮想環境にインポートしてお使いいただけます。近日中に公開します。