ParaView でのレイトレーシング(ray tracing, 光線追跡法)が実用的になってきているようです。関連情報をメモしておきます。
ParaView では,ray tracing の計算に,2つの方法(ソフトウェア)が選択できる.1つは OSPRayであり,もう一つがOptixである.ParaViewに組み込まれているので,特に追加のインストールなどしなくても,使用することができる.
OSPRayはIntelによって開発・公開されている.GPUではなく,CPUを使用する.GPUに依存しないため,幅広い環境で使用できる.
Optixは,NVIDIAによって開発されているものである.そのため,使用するマシンにNVIDIAのGPUが搭載されている場合にだけ,使うことができる.開発者の情報では,GPUの活用によって,重い計算でも軽快に動作するといわれる。(ParaViewで使ったところ,完全に同意できるものではない.環境に依存するかもしれない.)
ParaView and VTK with OSPRay and OpenSWR, David DeMarle, Intel HPC DevCon 2016
OSPRayで可視化してみた (オープンCAE勉強会@関西 2021年8月29日発表資料)
NVIDIA OptiX™ Ray Tracing Engine
ParaView と NVIDIA OptiX による Scientific Visualization